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花尊し

花尊し

織田子青

織田子青の教訓碑



こんばんは、今日南光坊をお尋ねしてみました。
花尊し
これは織田子青の教訓碑で、
昭和四十三年十一月建立。

前年の十一月、
新潟からボタンの苗250本を取り寄せて
長井猪三郎らが「むみょう園」を作った。
その際に花を大切にして欲しい
という建碑が相談されたが
子青の考えで、
べからず文句は花に合わない、
俳句は境内に多い、
といったところから「花尊し」の端的な一句となった。
石は伊予の青石

             参考資料 今治の道しるべと句碑
                         今治市教育委員会





先代住職の娘さんと言う方(60代くらい)にお話を聞くことができました。
先代住職と書道家である織田子青さんは友人だったそうです。
先代住職が居られる時に
高知よりこられたお遍路さんが、
ご主人が亡くなったあと自分も自殺場所を探し
ここに来られましたが、
「花尊し」のこの石碑をみて、
「花も尊いなら私の命も尊いはず」
と心に光が射し
住職さんに有り難うございましたとお礼を言われて帰られたそうです。
この話がNHKの放送で流されたと言われていました。
いい話ですよね。四国八十八箇所参りの得でしょうか。
一度は八十八箇所参りに行きたいと私も思っています。
それでは。


From: "mori"
To: salt70
Subject: Re: 「花尊し」って知ってますか
Date: Tue, 24 Aug 2004 19:10





織田子青



今治市在住の書道家である織田子青(おだしせい)は 印刻、漢詩、俳句にも優れていた。
 

1896年 明治29年 愛媛県小松町石根生まれ
1919年 上京 小学校教師 童謡を書く
1922年 童謡集 銀の種を婦人文化研究會から発行
1925年 今治市に在住
1926年 孔版術大成を今治実科高等女学校から発行
1928年 書道界の一大組織 書神会創設 書道誌書神発行
1937年 愛媛県新居浜市 住友迎賓館 泉寿亭 名板揮毫
1956年 書家偽庵先生傳を書神会から発行
1964年 南光坊に10年前の川村驥山(きざん)との出会いの記念碑建立「呼びとめて 遍路笠をぞ ぬがせける」
1968年 南光坊に教訓碑花尊しを建立
1968年 郷里 愛媛県小松町石根小に童謡夏あくび記念碑建立
1973年 南光坊に筆塚を建立「雲の影 すだくむしの音 瓢寺(ひさごでら)」
1984年 昭和59年 死去



国会図書館の蔵書目録

1926年 孔版印刷法 織田子青等著 孔版研究会出版部
1926年 孔版技法 織田子青、玉井恵子著 孔版研究会
1926年 孔版術大成 著作 今治実科高等女学校出版部
1927年 孔版技法 製版 孔版研究会
1928年 孔版秘法教書 著作 孔版研究会
1935年 楷書骨法精説 編著 聖芸書道会
1935年 楷書骨法精説 編著 訂正2版 聖芸書道会
1936年 楷書基本 織田子青筆 増補 阿部書林
1937年 かなの手ほどき 織田子青筆 阿部書林
1969年 己酉集 編集 書神会
1983年 織田子青書作展 書神会


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